《十操記》(読み)じっそうき

世界大百科事典(旧版)内の《十操記》の言及

【雅楽】より

…則天武后の撰とされ,もと10巻あったが,大部分が散佚した。やがて日本でも楽書がつくられるようになり,古くは845年(承和12)113歳で舞を演じたという尾張浜主(おわりのはまぬし)の《五重記》,貞保親王(870‐924)の《十操記》がある。2人の著者の真偽に関して今日ではおおむね否定的であるが,《五重記》は独特の芸位論に,また《十操記》は拍子による笛の吹きわけに特徴がある。…

【程】より

…古くは拍子関係の用語として用いられた。雅楽では拍子別に竜笛(りゆうてき)の奏法を説明した《十操記》(919年成立と伝えられる)に,〈拍〉や〈間〉とともに〈程〉が見えるほか,能でも世阿弥が座衆の心得を説いた《習道書(しゆどうしよ)》(1430)に〈程拍子〉(間拍子の意)として出てくる。また歌舞伎でも,舞踊中心の理論書である《舞曲扇林(ぶきよくせんりん)》に〈程拍子〉の語を見いだせる。…

※「《十操記》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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