世界大百科事典(旧版)内の半円アーチの言及
【アーチ】より
…これらに対して,古代メソポタミアでは,日乾煉瓦が主要な建築材料であったため,アーチ工法が一般的であった。ローマ人は,エトルリア人から半円アーチ工法を学び,石造,煉瓦造,コンクリート造によるアーチやボールトをほとんど完ぺきといってよい水準にまで発展させ,これがまぐさ(リンテル)式構造とともに中世以降の西欧建築構法の基本となった。ロマネスク建築では主として半円アーチ,ゴシック建築では尖頭アーチが用いられ,ルネサンス建築では再びローマ風の半円アーチが用いられた。…
※「半円アーチ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」