半直観主義(読み)はんちょっかんしゅぎ

世界大百科事典(旧版)内の半直観主義の言及

【数学基礎論】より

…E.ボレル,H.ルベーグ,ルージンらいわゆるフランス経験主義の立場に立つ解析学者もまた集合論における自由な概念構成に批判的で,とくに選択公理の使用を認めず,数学的存在としては個体的に指名できるものを具現的(エフェクティブeffective)な存在と考える。この意味で,その立場はしばしば半直観主義とも呼ばれる。 形式主義の立場に立つ公理主義者D.ヒルベルトは楽観的な態度をとり続け,数学は何らかのくふうにより,〈そのままの形〉で救えるものと考えた。…

※「半直観主義」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android