卒翁(読み)そつおう

世界大百科事典(旧版)内の卒翁の言及

【直翁】より

…伝歴はまったく不明で,作品に押された印章によって確認される。室町時代以来,印文の誤読によって卒翁と呼ばれていた。南宋時代の禅僧,偃谿広聞の題賛のある《六祖挟担図》(大東急記念文庫),《布袋図》(梅沢記念館)が遺品であり,そうした主題,題賛者,画風からみて,南宋時代の禅余画家と想像されている。…

※「卒翁」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」