卓越視程(読み)たくえつしてい

世界大百科事典(旧版)内の卓越視程の言及

【航空気象】より

…すべての観測が飛行場の管制塔から離着陸機に対し平文で通報されるが,このうち特別観測のとくに指定されたものと定時観測は国際航空気象通報式(METAR通報式)によって送信される。観測される気象要素には雲,視程,風,天気,気温などのほか,航空気象に特有の卓越視程,滑走路視距離(RVR),高度計規正値などがある。 航空気象観測がきめ細かく行われるのは,航空機を安全に離着陸させるための最低気象条件が各飛行場で決められており,気象状態が最低気象条件より良い場合でも,飛行方式を気象状態によって制限するためである。…

【視程】より

… 視程は航空機の離着陸に特に重要であるため,航空気象情報のために定義した視程がある。飛行視程は飛行中の航空機の操縦席から前方を見たときの視程,卓越視程は全方向の平均的な視程のことである。 大気中の微粒子が雨で洗い落とされたあとや,大陸から強い寒気が吹きこみ,大気中の対流が活発になって微粒子が拡散するとき,視程はよくなる。…

※「卓越視程」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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