世界大百科事典(旧版)内の協同主義の言及
【昭和研究会】より
…その方策として,〈東亜協同体〉〈経済再編成〉〈国民組織〉などの各論が提唱された。これらの主張の基調となったのは〈協同主義〉であり,それに哲学的基礎を与えようとした三木によれば,〈協同主義〉はリベラリズムとファシズムを止揚し,共産主義に対抗する哲学であった。40年の近衛新体制には国民組織の強化の観点から,深く関与したが,運動が官製化されるにしたがって,会内部でも意見が対立,結局,大政翼賛会の成立を機に昭和研究会も40年11月解散した。…
※「協同主義」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」