世界大百科事典(旧版)内の協定関税の言及
【関税】より
…さらにウルグアイ・ラウンドの合意により,GATTに代わる機関として,94年のマラケシュ協定にもとづき世界貿易機関(WTO)が95年1月設立され,いっそう機能が強化されることになった。
[関税率と課税標準]
関税率には,国内法によって定められる〈国定税率〉と,外国との条約によって個別的に決められる〈協定税率〉とがあり,国定税率によって課される関税を〈国定関税〉(自主関税),協定税率によって課される関税を〈協定関税〉(条約関税)という。現在,日本での協定関税は,GATT(ないしWTO)によるものだけであるため〈GATT関税〉ということもある。…
※「協定関税」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」