世界大百科事典(旧版)内の南労党の言及
【朝鮮民主主義人民共和国】より
…労働党の沿革は1945年10月10日の朝鮮共産党北朝鮮分局の設置にさかのぼり,現在でもこの日が労働党創党の日とされている。〈分局〉における金日成の主導権は45年12月には確立されており,ソウルの党中央(朴憲永ら)の指導を離れて独自の歩みを始めるにつれ,北朝鮮共産党と呼称されるようになったが,46年8月には新民党と合併して北朝鮮労働党(北労党)となり,同時に南朝鮮でも同質の合党により南朝鮮労働党(南労党)が結成された(〈朝鮮労働党〉の項参照)。これは革新諸党分立の止揚による大衆的基盤の確立をねらいとするものであったが,同時に南北の組織の分離をも意味した。…
※「南労党」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」