南市(読み)みなみいち

世界大百科事典(旧版)内の南市の言及

【安曇川[町]】より

…主産業は米作を中心とする農業で,湖岸と安曇川下流ではアユ漁が行われている。若狭にぬける朽木街道と西近江路の分岐点にあたる交通の要衝で,南市では室町時代には市が開かれ,安曇川河口の南舟木は木材の集散地であった。地場産業には京扇子に使われる扇骨の生産があり,扇骨の製造は近世末に安曇川の堤防の竹材利用からはじまり,現在は全国生産高の9割を占める。…

※「南市」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」