世界大百科事典(旧版)内の南新助の言及
【旅行業】より
…寺社への参詣を組織し,宿泊の世話をする御師(おし)は,中世~近世に伊勢や出羽三山などでも活躍した。しかし近代的な旅行業は,1905年,滋賀県の草津駅前で弁当屋をしていた南新助(1885‐1972)が高野山と伊勢へそれぞれ参拝団(各100名前後)を組織したのが第1号で,南は08年には鉄道の運賃割引を利用して善光寺参詣の団体を募集し,900余名の参加者を得ている。これが現在の(株)日本旅行の創業といわれている。…
※「南新助」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」