南禅院(読み)なんぜんいん

世界大百科事典(旧版)内の南禅院の言及

【南禅寺】より

…江戸時代の寺領は892石余で推移し,明治維新で大きな打撃を受け,とくに多くの塔頭が廃滅した。現在,山内塔頭に鎌倉期の庭園で有名な南禅院,細川幽斎が復興した天授庵,山名宗全が建立した真乗院,黒衣の宰相といわれた以心崇伝が中興した金地院(こんちいん),元禄時代(1688‐1704)から名物の湯豆腐を供する聴松(ちようしよう)院など11ヵ寺があり,また全国に末寺400余を数える。【藤井 学】
[文化財]
 伽藍は西を正面とし,背後に東山を負う。…

※「南禅院」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android