世界大百科事典(旧版)内の南蛮がめの言及
【泡盛】より
…これを素焼きのかめに入れ,イトバショウの葉でくるんだデイコ(マメ科の植物)の木栓で密栓し,5~6年以上貯蔵すると淡黄色に色づいて味はまろやかになり,バショウの香りが移った古酒(くうしゆ)になる。とくに古くシャムから入った南蛮(なばん)がめに貯蔵したものは,味,色ともによく,珍重される。15世紀にはじまるシャム(南蛮,現,タイ国)との交易にともなって蒸留技術が伝えられて琉球焼酒(しようしゆ)(焼酎)の製造がはじまったとされ,泡盛の名は1671年尚貞王から将軍徳川家綱への献上品目録にはじめて見える。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」