南部開発公庫(読み)なんぶかいはつこうこ

世界大百科事典(旧版)内の南部開発公庫の言及

【イタリア】より

…第3に,都市化が進行し,自動車や家電に代表される耐久消費財に対する需要が急増した。また,国民経済の一層の発展のためには,後進地帯である南部をそのままの状態では放置できないという考えのもとで,1950年になると,農地改革の実施と南部開発公庫の設立によって,本格的な南部開発政策が開始された。当初,土地改良などの農業投資に圧倒的な比重がおかれていたが,57年以降,徐々に工業投資に重点が移っていった。…

【メッツォジョルノ】より

… しかし,メッツォジョルノの世界にも,ここ数十年の間に変容の波が押し寄せている。後述するように,政府の南部開発政策に伴い南部開発公庫や国家持株会社などの諸機関,事務所がこの地域に増え,そこに勤務する事務員,公務員層も増加した。これと並行して中小商店,中小企業の数も増え,そうした形で中小都市の成長がみられるようになった。…

※「南部開発公庫」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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