世界大百科事典(旧版)内の単独講和論の言及
【対日占領政策】より
… 朝鮮戦争で苦戦を強いられたアメリカは,日本をアメリカ陣営の中の同盟国として再建強化する政策をとり,サンフランシスコ講和条約の締結を急いだ。これに対し日本国内では,日米軍事同盟体制の固定化に反対し,ソ連,中国を含む全交戦国との講和を望む全面講和論と,対米講和を急ぐ単独講和論が対立した。吉田内閣は講和を急ぎ1951年9月8日,サンフランシスコでアメリカなど48ヵ国との間に対日平和条約が調印された。…
※「単独講和論」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」