世界大百科事典(旧版)内の単疏本の言及
【十三経注疏】より
…《孟子》は漢の趙岐(ちようぎ)の注,宋の孫奭(そんせき)の疏とされるが,疏は後人の偽作説が有力。これらの注疏はいずれも当初は注と疏とが別行し,前者を経注本,後者を単疏本というが,宋末にはじめて合刻された。原注が多く魏晋南北朝時代の人の手になるがゆえに,古注といい,宋学的経書解釈を新注とするのと対比されるが,注疏は経書解釈上の最も基本的注釈の位置に立つ。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」