世界大百科事典(旧版)内の単胎の言及
【多胎】より
…過剰多胎や過剰妊娠にあっては,子宮内における胎児の過密のため,しばしば胎児の死亡や再吸収が起こり,産子数はそれほど多くならない場合が多い。【舘 鄰】
[ヒトにおける多胎]
ヒトは1回の妊娠で通常ひとりの胎児を宿す,つまり単胎であるが,多胎そのものが異常というわけではない。しかし,進化の過程で,ひとりの胎児を宿すのに至適なように,子宮内環境をはじめとする母体条件が整えられており,このため胎児,母体とも多胎に適応できず問題が起こるのである。…
※「単胎」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」