印刷局抄紙部(読み)いんさつきょくしょうしぶ

世界大百科事典(旧版)内の印刷局抄紙部の言及

【紙・パルプ工業】より

…このような民間洋紙製造会社の創立・開業に対して,官営製紙事業は74年に得能良介が大蔵省紙幣寮寮頭に任ぜられたときに立案され,75年に抄紙局によって東京王子に官営製紙工場の建設が始まり,翌76年に完工した。これが翌77年印刷局抄紙部となり,79年には最初の国産抄紙機を据え付け,印刷用紙を生産し市販した(それまでは手すきであった)。この官営製紙工場は技術水準が高く,製造コストの面でも優れていたので,民間製紙業は圧迫され,85年に民間5社は政府に印刷用紙市販停止を嘆願したが,いれられなかった。…

※「印刷局抄紙部」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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