世界大百科事典(旧版)内の印紙税法会議の言及
【アメリカ独立革命】より
…また,イギリス政府は,アメリカにおける軍事費を植民地側にも分担させるということで,本国議会による植民地人への課税を計画,64年収入の目的で砂糖に対する関税(砂糖税法)が課せられ,65年には新聞,パンフレット,証書類などに対する印紙税法が制定された。従来本国議会による植民地人に対する直接の課税はなかったので,この税は植民地人の強い危惧を引き起こし,アメリカ全土に反対運動が起こり,65年10月にはニューヨークで9植民地の代表が会して印紙税法会議を開き,本国に対し抗議を行う。各植民地において,反英抗争の組織として〈自由の息子Sons of Liberty〉が形成され,印紙販売人を脅かして辞職させ,イギリス商品の非買運動を実効化するなど,実力を伴った行動に出るにいたる。…
※「印紙税法会議」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」