世界大百科事典(旧版)内の卵管留血腫の言及
【鎖陰】より
…小児時にかかった麻疹やジフテリアによる腟炎などからくる腟潰瘍に続発するもの,その他,腐食剤使用後,外傷性また老人性のものなどがある。 症状としては,思春期以前では無症状であるが,月経発来後では鎖陰のために,月経血が外部へ流出できずに貯留し,見かけの無月経,すなわち潜伏月経cryptomenorrheaとなり,腟留血腫,頸管留血腫,子宮留血腫などを,さらには卵管留血腫をつくることがある。また処女膜閉鎖では処女膜が外方に膨隆して,暗赤色を呈する。…
※「卵管留血腫」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」