原シュメール人(読み)げんしゅめーるじん

世界大百科事典(旧版)内の原シュメール人の言及

【シュメール】より

…これがウバイド期(前5000ころ‐前3800ころ)初期で,ウバイド期は金石併用期に属し,一般に小集落が主であるが,末期には一部の集落が早くも町邑的規模に達し,エリドゥには基壇上に立つ縦23.5m,横13.5mの壮麗な煉瓦造の神殿が造られた。ウバイド期住民と歴史時代のシュメール人との関係は明確でないが,彼らを原シュメール人と考える学者もいる。この期中に沖積平野の中・南部の優位が確立し,シュメールの地が発展の先頭に立つことになる。…

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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」