世界大百科事典(旧版)内の原手形の言及
【手形売買市場】より
…もっとも,手形売買市場は,第2次大戦後何度か日本銀行によりその育成策が講じられながら長続きしなかったあと,1971年5月にそれまでコール市場で取引されていたやや中期的な取引(月越もの)を取り込む形で創設された市場で,その歴史は比較的浅い。 手形売買市場で売買される手形(売手からみて売渡手形,買手からみて買入手形)は,企業振出しの優良商業手形等(原手形)か,または原手形を担保として金融機関が振り出す自己引受けの短資会社あて為替手形(表紙手形)かの二つがあり,実際には実務の便宜もあって表紙手形方式が多い。手形売買市場で形成される金利を手形売買レートというが,手形売買レートも1979年10月建値制が廃止されて金利自由化が完了し,その時々の資金需給を敏感に反映して頻繁な変更をみるようになっている。…
※「原手形」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」