世界大百科事典(旧版)内の原発反対運動の言及
【原子力発電論争】より
…公聴会終了後,推進側はあらゆる論議が出されECCS問題は基本的に解決したと主張したが,問題は安全研究計画以前にECCSつきの軽水炉を実証済み炉として大量に建設してしまったことであった。こうして批判派の原発反対運動はこの時期から全国的に拡大し,75年から76年にいたって各州での住民投票を含むさまざまなイニシアティブ運動へと発展し,その結果,州民投票や州議会で規定された条件を満たさないかぎり原子力発電所の新規建設を認めない州は11に達した。ネーダーらの消費者運動もベトナム反戦運動以後の最大の市民運動と位置づけて取組みを強化した。…
※「原発反対運動」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」