厳律シトー会(読み)ゲンリツシトーカイ

世界大百科事典(旧版)内の厳律シトー会の言及

【シトー会】より

…またその清貧の精神は簡素美を尊ぶ独特な教会堂建築に反映している。14世紀以降托鉢修道会の隆盛な活動に押されて衰退期に入るが,後世トラピスト修道会(厳律シトー会)の改革などによって復興する。【橋口 倫介】
[美術]
 クリュニー修道院の大規模な教会堂,壁画,彫刻,豪華な聖具を批判し,神についての瞑想を妨げる虚飾を断罪したベルナールの指導下に,シトー会では,ロマネスク建築の枠内で,清貧を旨とする単純厳格な建築が生み出された。…

【トラピスト修道会】より

…カトリック教会の一観想修道会。正式には1899年以来改革シトー会Ordo Cisterciensium Reformatorum,1902年以来厳律シトー会Ordo Cisterciensium Strictioris Observantiaeと称される。トラピストはフランス,ノルマンディーのオルヌ県にあるその改革修道院ラ・トラップLa Trappeから出た親称。…

※「厳律シトー会」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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