双頭斧(読み)そうとうふ

世界大百科事典(旧版)内の双頭斧の言及

【斧】より

…また斧を雷と結びつけるのも普遍的な現象で,雨雲を呼ぶ天の力,さらに豊饒の象徴とされ,儀式用の石斧は各地で見いだされている。古代地中海のミノス文化では両頭斧(双頭斧ともいう)が宗教象徴として重きをなし,王宮壁面の装飾や陶器画にその表現が見られる。またイランのルリスタン文化(前8~前7世紀)は,青銅製の儀式用斧を数多く残している(ルリスタン青銅器)。…

【青銅器】より

…ハンガリーの柄穴は斧頭の中央にあり,アジアのように基部に柄穴のあるものを,ヨーロッパではとくにシシリー型と呼ぶことがある。その他,双頭斧(ラブリス)と呼ばれる特殊な斧がある。台形斧を左右1対とし,中央に柄を通したもので,前期ミノス文化に出現する。…

※「双頭斧」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む