世界大百科事典(旧版)内の反戦文学の言及
【戦争文学】より
…戦争を題材とする文学であるが,近代以降の作品についていい,平安末期から室町・戦国期にかけての戦乱を扱った叙事的な古典文学は〈軍記〉〈戦記〉などとよばれる。また,反戦を主題とするものを特に〈反戦文学〉とよんで区別することもある。E.M.レマルクの《西部戦線異状なし》,E.ヘミングウェーの《武器よさらば》など,世界文学のなかに戦争文学の観点からすぐれた作品をひろいあげることができ,今日,現に戦時下にある地域についての注目すべきルポルタージュも生まれているが,以下,特に日本文学について記す。…
※「反戦文学」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」