収束性境界(読み)しゅうそくせいきょうかい

世界大百科事典(旧版)内の収束性境界の言及

【造山運動】より

…前の二つはそれぞれ海洋中央海嶺とトランスフォーム断層とに当たり,3番目のプレート同士のめぐり会う場所が造山帯の形成される所となる。このような境界を収束性境界といい,大陸と大陸との境界(ユーラシアとアフリカ~インドの境界であるアルプス~ヒマラヤなど),大陸と海洋との境界(南アメリカと太平洋の境界であるアンデスなど),大陸~縁海と島弧との境界(アジア大陸~南シナ海とルソン島弧との境界など),島弧と海洋との境界(東北日本弧と太平洋の境界など)に区分することができる。つまり造山運動は,いわゆる古典造山論が描いた画一的な図式の造山サイクルからなるのではなく,プレートの収束性境界の種類と性格に対応した多様な展開を示すものであるということができる。…

※「収束性境界」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む