世界大百科事典(旧版)内の収穫具の言及
【農具】より
…耬犂は華北農業の特色的な農具で,後漢には一度に3溝に播種する三脚耬も見られる。
[収穫具]
最初は日本の石庖丁と同様な石刀が使用されたが,鉄器の普及とともに粟鋻(ぞくけん)や鎌(こうれん)や鍥(けつ)などにかわり,漢代のころには柄の長い芟(さん),鏺(はつ)が見られるので,おそらく畑作では戦国時代ころ穂刈りから根刈りになったものであろうか(稲作ではかなりおくれ,江南では漢代は穂刈りであった)。現在の鎌状の農具も根刈りの普及とともに普及したものと思われる。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」