取立郷士(読み)とりたてごうし

世界大百科事典(旧版)内の取立郷士の言及

【郷士】より

…郷士は正規の武士より一段低い身分ではあったが,農民よりは上位の身分で,領内支配のかなめとなる場合もあった。郷士にはさまざまな種類があり,類型化は容易ではないが,大きくは(1)旧族郷士,(2)取立郷士に分けられる。(1)旧族郷士は,元来は正規の武士になるべきものが,近世初頭あるいはその後になんらかの事情により郷士となったもので,薩摩藩の外城(とじよう)衆,土佐藩の郷士,津藩や近江甲賀郡の無足人十津川郷士などが知られている。…

※「取立郷士」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android