世界大百科事典(旧版)内の受領功過定の言及
【受領】より
…受領の任期は一般に4年とされていたが,延任や重任(ちようにん)によって長期間在任する者もあった。受領の任期が終了すると新任受領との間で交替政が行われ,前任者は後任者から解由状(げゆじよう)または不与解由状(ほとんどの場合不与解由状)を交付されて帰京するが,さらに新官職に就くためには,原則として公文勘済(公文の監査を受け,欠怠などがないことを証明してもらうこと)を終え,受領功過定(任中の功・過についての評定)を受けておく必要があった。 彼らは主として四,五位層の中級官人であったが,少しでも有利な官職に就くためにたびたび成功を行ったり,時の権力者に結びついたりした。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」