口開文七(読み)くちあきぶんしち

世界大百科事典(旧版)内の口開文七の言及

【人形浄瑠璃】より

…このほか,〈景清〉〈丞相(しようじよう)〉などの,一役一首で他に流用されることがほとんどない特殊な首が6種,これに新作ものの首を加えると24種になる。 立役首には,悲劇の主役に使われる〈文七〉,悪公家の〈口開文七(くちあきぶんしち)〉をはじめ時代物の荒物に使われる〈大団七(おおだんしち)〉,ならず者の〈小団七〉,武将から町人まで広く使われる〈検非違使(けんびし)〉,二枚目の〈源太〉などがある。立役首の名称は,初演の役名からとられたものが多いが,これに対して女形の首は,役名が付けられたものは少なく,種類も少ない。…

※「口開文七」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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