世界大百科事典(旧版)内の口頭コミュニケーションの言及
【マス・コミュニケーション】より
…いわばメディアは,人間の内部にセットされている。 〈説教〉〈演説〉などの形をとる,不特定多数への口頭コミュニケーションが,無差別のイデオロギー注入,大量伝達など現在のマス・メディアと類似した機能を果たしたことは,史上多くの宗教,政治運動における実例が示している。すでにパンフレット,新聞など活字媒体がかなり出まわっていた17世紀イギリスのピューリタン革命の過程においても,民衆レベルにまで最も大きな影響をあたえた媒体は,口頭の〈説教〉であった。…
※「口頭コミュニケーション」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」