《古エッダ》(読み)こえっだ

世界大百科事典(旧版)内の《古エッダ》の言及

【エッダ】より

…9世紀から13世紀にかけて古ノルド語で書かれた歌謡の集成。このほかにもうひとつ13世紀のアイスランドの学者スノッリ・ストゥルルソンの書いた詩学入門書《エッダ》があり,これら2書を区別するために,前者を《古エッダ》《歌謡エッダ》《セームンドのエッダ》などと呼び,後者を《新エッダ》《散文エッダ》《スノッリのエッダ》と称する。 《古エッダ》は,1643年アイスランドのスカウルホルトで発見された古写本の歌謡29編に,後世からの数編を加えたゲルマン神話,英雄伝説を内容とする古歌謡集である。…

【ノルウェー】より

…記述者は,9~10世紀のノルウェー国内の勢力争いからはみ出した豪族たちがアイスランドに入植したその後裔で,したがってそれら〈エッダ〉〈サガ〉と呼ばれる北欧の神話,伝説,歴史の記録や〈スカルド詩〉は,厳密にはアイスランド文学に属する。これがノルウェー文学史に入れられるのは,記述者がもともとノルウェー出身の一族であり,〈古エッダ〉(スノッリ・ストゥルルソン編纂の〈新エッダ〉と区別してこう呼ばれる)の多くの部分が1000年以前にノルウェー本国で成立,伝承されていたものであり,その言葉が古ノルウェー語とさほど変わらぬためである。14世紀半ばの黒死病流行により人口の3分の2を失ったノルウェーは,その後400年間デンマークに従属して,口承民話や歌謡以外に自らの文化を失うが,国を出たすぐれた芸術家の活躍はその間も続く。…

※「《古エッダ》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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