古伝三曲(読み)こでんさんきょく

世界大百科事典(旧版)内の古伝三曲の言及

【虚鈴(虚霊)】より

…中世末期ないし近世初期に何らかの形の原曲が存在し,伝承系統により多くのバリアンテを生じた可能性は考えられるが,現行の各曲は流派差・個人差がかなり大きいので,推断は難しい。いずれの流派においても,最古の伝承曲とみなされ,《霧海篪(むかいぢ)》《虚空(こくう)》とともに〈古伝三曲〉などと呼ばれて,特別に尊重すべき秘曲とされている。【上参郷 祐康】。…

【虚空】より

…夢さめた寄竹は2種の妙音を尺八曲となし,帰参して師の覚心に聞かせ,覚心はその2曲に《霧海篪(むかいぢ)》と《虚空篪》の名を与えた。この伝説ゆえにこれら2曲は《虚鈴(霊)》とともに古伝三曲(または三虚霊)と呼ばれ,最古の曲としてとくに尊重されている。曲名には普化宗らしい禅的な解釈が付会され,妄想を断ち太虚と融合する意といわれる。…

※「古伝三曲」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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