世界大百科事典(旧版)内の古典ラテン語の言及
【ラテン語】より
…しかし,Cがkとgの共用では,ラテン語としては不便だから,後にC[k]と区別してCにIを加えてG[g]がつくられたのである。
【古典ラテン語の特徴】
われわれが古典ラテン語Classical Latinと呼ぶラテン語は,カエサル,キケロ,ウェルギリウス,ホラティウスら前1世紀ころから数世紀の間に活躍した作家たちの綴った文語(それ以前のラテン語にくらべると,さまざまな面での整理・純化がなされている)を範とした書き言葉のラテン語であり,その文法的な組織はきわめて整然としていて,規則的である。
[語形変化とその規則性]
ラテン語は形態論的にいえば,典型的な屈折語のタイプに属する。…
※「古典ラテン語」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」