古典制御理論(読み)こてんせいぎょりろん

世界大百科事典(旧版)内の古典制御理論の言及

【ダイナミカルシステム】より

…これに対して,1960年以前までは,制御対象を1入力1出力のブラックボックスと見たて,その入出力特性を伝達関数で表したモデルに対して周波数領域で解析し,制御系設計を行う方法が展開され,体系づけられていた。これはフィードバック制御理論と呼ばれるが,現代制御理論と対比するときは古典制御理論classical control theoryと呼ばれることもある。 なお,制御対象の動特性が線形でないとき,非線形のダイナミカルシステムを導入することもあるが,これに基づく一般論の展開は難しく,工学的に見て有用な制御の理論は数少ないうえに,体系化がなされたものはほとんどないというのが現状である。…

※「古典制御理論」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android