世界大百科事典(旧版)内の古大西洋の言及
【ウィルソンサイクル】より
…そこで75年1月に開かれた全米地質学会GSAのペンローズ会議において,このサイクルをウィルソンサイクルとよぶことが提案され,採用された。 例えば,現在の大西洋が約2億年前に裂け始め,しだいに拡大して現在の大きさになったことは大西洋の海底の研究から証拠立てられているが,これを古生代にも延長して,古生代初期(約6億年前)にも古大西洋Proto‐Atlantic Oceanが存在したと考える。そして,約5億年前から古大西洋の北米大陸側にサブダクション帯を生じて古大西洋は閉じ始め,3億7000万年前までには完全に閉じて北アメリカとヨーロッパ・アフリカは衝突して造山帯をつくったとする。…
※「古大西洋」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」