世界大百科事典(旧版)内の古式入浜の言及
【赤穂塩田】より
…10世紀末から13世紀中ごろまで稼働したと推定できる〈汲潮浜〉の遺構が,市内山麓で発掘調査された。13世紀には〈古式入浜〉が出現したと思われる。17世紀初頭の古地図と慶長検地帳によると,赤穂湾岸一帯に約100haの古式入浜の存在が確認できる。…
【塩田】より
…以上の揚浜系塩田は,自家労働しかも兼業で行われたため,1経営面積は330~990m2であった。
[入浜系]
(1)古式入浜 太平洋岸の湾内や水道の入江などに存在した。基本的な構造は(3)の入浜塩田と同じであるが,自然条件やその地域の後進性,兼業と家族労働によるため,生産・経営が合理化されていないものをいう。…
※「古式入浜」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」