世界大百科事典(旧版)内の古河鉱業会社の言及
【古河財閥】より
…古河財閥の発展の基礎を築いたのは足尾鉱山の開発が成功したことであり,これによって1880年代末には日本最大の産銅家に成長した。この急発展の落し子であった足尾鉱毒事件を契機に経営組織の改革に着手し,2代潤吉(陸奥宗光の次男)の指揮のもとで,1905年に資本金500万円で古河鉱業会社を設立した。同社は11年に合名会社に改組されたが,銅・石炭の鉱山経営のほか,上海等に支店をおいて自社製品取扱中心の貿易業,海運業にも事業を拡大した。…
※「古河鉱業会社」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」