可燃毒物(読み)かねんどくぶつ

世界大百科事典(旧版)内の可燃毒物の言及

【中性子吸収材】より

…一方,高速増殖炉で核分裂にかかわる高速中性子の吸収断面積は元素によって大差ないが,これらにおいても断面積の大きなものがよく,B4CやTaなどが使用される。 中性子吸収材の使用方法としては,(1)制御棒,(2)液体吸収材,(3)可燃毒物(バーナブルポイズン)がある。使用形態の例としては,沸騰水型炉ではホウ素の炭化物B4Cの粉末をステンレス鋼管の中に封入したもの,加圧水型炉ではAg‐In‐Cd合金をステンレス鋼管に封入したものが制御棒として使用されている。…

※「可燃毒物」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android