合せもの(読み)あわせもの

世界大百科事典(旧版)内の合せものの言及

【物合】より

…左方,右方に分かれ,たがいに物を出し合って優劣を競い,判者(はんじや)が勝敗の審判を行い,その総計によって左右いずれかの勝負を決める遊戯。物合は歌合,相撲(すまい),競馬(くらべうま),賭射(のりゆみ)などとともに〈競べもの〉の一種であるが,歌合,詩合などをも含む広範囲に及ぶ各種の合わせものを一括していうことも多い。平安時代に宮廷貴族社会を中心に行われ,一般にも普及し後世に及ぶ。清少納言は《枕草子》の〈うれしきもの〉の条に〈物合,なにくれといどむことに勝ちたる,いかでかはうれしからざらむ〉と記している。…

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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」