世界大百科事典(旧版)内の合同教会の言及
【カナダ】より
…全人口の46%がカトリックであるが,これはフランス系に加えてスコットランド系,アイルランド系,イタリア系,ポルトガル系の人びとに信者の多いことがあずかっている。キリスト教の新教の方では1925年にメソディスト,長老派,会衆派の3派が連合した,カナダ特有の合同教会が全人口の17.5%を占め,英国国教会が12%の信者を得て第3位に位置している。以上のように宗教もフランス系とイギリス系という二大民族と不可分の関係をもち,各民族の文化ナショナリズムの核となってきた。…
【教会合同】より
…その結果として,一般に各教会の分裂が生じ,ローマ教皇の首位権を認める少数派がローマ教会の援助のもとに独立した。この種の教会を東方典礼カトリック教会,合同教会または帰一教会などと呼ぶが,実際の勢力は小さい。なお,宗教改革ののちルター派とカルバン派はコンスタンティノープル総主教と接触をはかり,東方正教会を引き入れようとしたが,結局,失敗に終わった。…
※「合同教会」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」