世界大百科事典(旧版)内の合板産業の言及
【合板】より
…一方,原木は,最初すべて北海道産の広葉樹であったが,1922年以降,南洋材であるラワンが用いられるようになり,低廉な合板の大量生産が可能になり,現在では原材のほぼ95%がラワンとなっている。
[日本の合板産業]
合板は,関東大震災(1923)を契機に建築用に使用されるようになり,現在では2次加工技術の向上とあいまって,建築や土木用材をはじめ家具,建具,家電キャビネットなど,さまざまな方面に使用されている。用途の多様化にともなって生産量も拡大を続け,現在では全世界の生産量(数量ベース)の約2割を占め,アメリカ(約4割)に次いで世界第2位となっている。…
※「合板産業」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」