世界大百科事典(旧版)内の合決矧の言及
【指物】より
…矧手は主として所要の幅をうるための板材のはぎ合せ法で,芋付(いもつけ)(胴付矧(どうづけはぎ))と斜付(ななめつけ)は,ともに補強のために太枘(だぼ)あるいは空木(うつぎ),竹釘を挿入し,千切(ちぎり)を嵌入することもある。さらに2枚の板を上下半分ずつ相欠きとし,接合膠着する相欠(あいがき)(合決矧(あいじやくりはぎ),違矧),雇実矧(やといざねはぎ),実矧(さねはぎ)(本核(ほんざね)),薬研矧(やげんはぎ)などがある。端喰はこうしてはぎ合わせた板の離脱,反張を防ぎ,また木口(こぐち)を隠すため両木口へ桟をはめる工作で,棒端喰,留端喰,端燕(はしつばめ)などがある。…
※「合決矧」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」