世界大百科事典(旧版)内の合法的徴兵忌避の言及
【徴兵忌避】より
…前者は日露戦争以来,少数であったが一部のキリスト教徒の間に出現し,徴兵を拒否して懲役に服する道を選んだ。合法的徴兵忌避は,初期の徴兵令が戸主とその後継者,代人料を払った者,外国在住者などを免役としたため,名目だけの養子縁組,代人料支払,外国渡航などの方法が行われた。また北海道,沖縄県は日清戦争(1894‐95)後まで徴兵令が施行されなかったので本籍地をこれらの地方に移し,さらに朝鮮植民地化(1910)後数年は朝鮮移住者に対する徴兵令違反の裁判権がなかったことを利用するなどのことも行われた。…
※「合法的徴兵忌避」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」