吉三郎(読み)きちさぶろう

世界大百科事典(旧版)内の吉三郎の言及

【好色五人女】より

…巻三〈中段に見る暦屋物語〉は,京の暦屋の手代茂右衛門と暦屋の女房おさんの姦通,駆落ち,発見された後の2人の処刑を描く。巻四〈恋草からげし八百屋物語〉は,江戸本郷の八百屋の娘お七と寺小姓吉三郎との恋をとりあげ,吉三郎に会いたさゆえに放火したお七は火刑に処せられ,吉三郎は出家する。巻五〈恋の山源五兵衛物語〉は,琉球屋の娘おまんと源五兵衛との恋をとりあげるが,本巻のみ,当時の草子の常套を守り,モデルの心中事件を変更してハッピー・エンドに終わらせている。…

※「吉三郎」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む