吉田屋窯(読み)よしだやよう

世界大百科事典(旧版)内の吉田屋窯の言及

【九谷焼】より

… 1811年(文化8)に若杉村(現,小松市内)の林八兵衛が春日山窯の陶工本多貞吉を招いて開窯したのが若杉窯で,染付の雑器や青手古九谷風の濃厚な色絵を焼造した。吉田屋窯は大聖寺の豪商豊田伝右衛門が古九谷の復興をめざして九谷村に開いた窯で,江戸後期の九谷焼の中ではもっとも高い評価をうけている。作品には緑,黄,紫,紺青の四彩を用いて器表を塗りつめた色絵が多く,赤を用いず青色の印象をうけるので,〈青九谷〉と称されている。…

※「吉田屋窯」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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