同情ストライキ(読み)どうじょうすとらいき

世界大百科事典内の同情ストライキの言及

【ストライキ】より

…罷業または同盟罷業の意。資本家に圧力をかけて要求を貫徹するため,労働者が同盟して労働の提供を拒絶し,いっせいに作業を停止する行為をいう。単にストとも略され英語で海事用語のstrikeから出たもので,その昔,待遇に不満のある水夫たちが帆桁を〈降ろしてstriking〉船の進行を停止したことから,労働用語として使われるようになったと伝えられる。資本主義のもとでは,みずからの労働力を売って資本家のもとで働く以外に生活手段を得る道がない労働者と,利潤を増大させるために賃金・労働条件を可能な限り下げようとする資本家との闘争が避けられないが,ストライキはこのような闘争にさいし労働者の最も基本的かつ効果的な武器として闘われてきた。…

【争議行為】より


[争議行為の概念]
 労働組合法8条は〈同盟罷業その他の争議行為〉という概念を使用しているが,その意味を明示していない。わずかに労働関係調整法7条が〈業務の正常な運営を阻害するもの〉と定義するのみである。学説も従来はこれにならい業務阻害性を本質と理解する傾向にあった。しかし,争議行為と組合活動は,リボン着用闘争あるいはビラはり活動の例に示されるように,必ずしも明快に区分することができない。さらに同8条は,正当な争議行為に限って民事免責を規定しており,組合活動に民事免責が適用されないがゆえに,何が民事免責の効果を伴う争議行為であるか,反対に何が民事免責の効果を伴わない組合活動であるか,その範囲を画するために争議行為の概念を定義することは,実益のある重要な問題となっている。…

【労働争議】より

…権利争議は組合承認,解雇問題など,団体交渉のルールや労働者の身分にかかわる事項に関する争議で,経済的な利害得失を超える問題として取り上げられるため,解決に時日を要する場合が多い。目的別には,通常みられる組合・使用者間の交渉にともなう争議のほかに,組合が他の組合の運動を支援し,労働者の連帯を示威する目的で行われる同情ストライキがある。結果的には労働条件の全体的水準を維持・向上することを意図しているといえるが,社会的圧力を醸成して労働者階級の発言力を高めようとする行動様式であるため,政治的色彩が濃い。…

※「同情ストライキ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

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