同時発見(読み)どうじはっけん

世界大百科事典(旧版)内の同時発見の言及

【発見】より

…ある事がらが発見であるか否かは,それが発見として社会的に認知されるかどうか,という問題と不可分であり,こうした社会的側面の考慮が必要になる。 科学的発見には,〈多重発見multiple discovery〉とか〈同時発見simultaneous discovery〉とか呼ばれる現象がある。熱力学の第1法則におけるジュール,マイヤー,ヘルムホルツら,進化の動因としての自然淘汰説におけるC.ダーウィンとウォーレスの場合に典型的なように,一つの事実や仮説や理論が,複数の人々の手で,独立に(あるいはほとんど独立に)同時に(あるいはほとんど同時に)発見される現象をさす。…

※「同時発見」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android