世界大百科事典(旧版)内の同盟部族の言及
【ローマ】より
…このテオドシウス朝期の西の帝国は相次ぐゲルマン諸族の侵入と帝国領内での建国,帝国政府の直接統治領の縮小,そして税収の枯渇によって特徴づけられる。 この間に西の政府は自らの固有の軍隊をもてなくなり,ゲルマン人の同盟部族(フォエデラティfoederati)の力で他の侵入ゲルマン人と戦うほかはなくなっていく。侵入の最初の波は4世紀の末から始まる西ゴートのそれで,ホノリウスとスティリコの不和,後者の処刑(408)というローマ側の内紛に乗じて,410年アラリック王の下,ローマ市を占領し3日にわたって劫掠した。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」