名子百姓(読み)なごびゃくしょう

世界大百科事典(旧版)内の名子百姓の言及

【被官百姓】より

…小作人を(かど),門屋などと呼び,労働提供の慣行のあるものを含めれば,同様の慣行の存在はさらに広く各地にみられる。旧盛岡藩の名子百姓は在郷武士である地頭の小作人であるとされるが,名子と呼ばれるものにも被官百姓と同質のものもある。 被官の提供する農業労働・家事労働は役儀・日手間などと呼ばれ,役儀には3~5日の少数のものから,年間75日に及ぶものまでの差がみられる。…

※「名子百姓」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android